ブラッドベリ「華氏451度」あらすじ＆相関図で解説

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目次

• 主要人物を４人だけ覚える
• ざっくり相関図
• シーン別：攻略ポイント
  • ①謎の少女、クラリスとの出会い
  • ②老女の焼身自殺で浮かび上がる、社会の闇
  • ③本を隠し持つモンターグ家に、昇火局の隊長が訪問
  • ④フェーバー教授との隠密行動が…自宅への捜査へ！
  • ⑤自宅を焼き尽くし、ベイティー隊長を殺害
  • ⑥逃亡の果てに流れ着いたのは…クラリスがいた世界
• コラム：

主要人物を４人だけ覚える

ざっくり相関図

シーン別：攻略ポイント

①謎の少女、クラリスとの出会い

模範的な昇火士ガイ・モンターグは、今日も誇りを持って焚書の任務を遂行していました。

その仕事帰りに、今の人生に疑問を抱かないのかと声をかけてきた謎の少女、クラリスと出会います。

帰宅すると、妻ミルドレッドが睡眠薬の過剰摂取で倒れています。すぐに救急を呼んで治療してもらい、一命をとりとめます。

翌朝から毎日のように、通勤時間になるとクラリスが現れ、メディアに情報汚染された今の社会について意見をやり取りするようになり、モンターグは焚書という行為に疑問を持ち始めます。

②老女の焼身自殺で浮かび上がる、社会の闇

昇火局が、ある老女の家宅捜索に立ち入り取り調べます。

ベイティー隊長の指示により、隠し持っていた大量の本を火炎放射器で焼き払おうとしますが、老女はその場から離れず避難しようとしません。

モンターグは彼女を助け出そうとしますが、老女は自らマッチを擦り、家に火をつけて自殺してしまいます。

老女の家から持ち帰った本を枕の下に隠し、妻のミルドレッドに自分たちの出会いを問いただすものの、結局は二人とも思い出せません。

モンターグは、互いに無関心な関係でしかない夫婦生活なんだと思い知ります。

③本を隠し持つモンターグ家に、昇火局の隊長が訪問

昨夜起きた老女の焼身自殺事件が忘れられないモンターグは翌朝、体調不良を理由に欠勤します。

すると突然、隊長のベイティーが自宅まで訪問に来て、モンターグ夫妻に語ります。

人間を皆平等にするために本を排除する社会になったこと、昇火局が反社会的なクラリスの家族を監視していたこと、ベイティー自身も過去に本を読んだことがあるが何の役にも立たなかったこと、など。

そしてモンターグに、明日からまた職場復帰するよう促して帰ります。

モンターグは本を隠し持っていたことを妻に打ち明け、その数十冊を読むために協力を願い出ますが、ミルドレッドに反対されます。

④フェーバー教授との隠密行動が…自宅への捜査へ！

昔、公園で知り合った読書家らしき老人を思い出し、住所のメモを頼りにフェーバー教授の家を訪ねます。

フェーバー教授からイヤホン型の無線通信機を渡されたモンターグは、ベイティー隊長との会話を盗聴する計画に賛同します。

自宅に戻ると、客を呼んでパーティーをしていたミルドレッドたちに苛立ちを隠せないモンターグは、彼らの面前で本を朗読します。

その反社会的な行為に泣き出す客たちをモンターグは罵倒し、家から追い出します。

仕事に復帰したモンターグが、出動のベルでベイティー隊長らと向かった先は…なんと自宅でした。