「むかし本を気に入った人びとは、数は少ないながら、ここ、そこ、どこにでもいた。みんなが違っていてもよかった。世の中は広々としていた。ところが、やがて世の中は、詮索する目、ぶつかりあう肘、ののしりあう口で込み合ってきた」
―モンターグ夫妻の家を訪問したベイティー隊長の言葉ー
文章難解度 ★★★☆☆
物語の長さ ★★★☆☆
要背景知識 ★★☆☆☆
主要人物を4人だけ覚える
ざっくり相関図
シーン別:攻略ポイント
①謎の少女、クラリスとの出会い
②老女の焼身自殺で浮かび上がる、社会の闇
③本を隠し持つモンターグ家に、昇火局の隊長が訪問
④フェーバー教授との隠密行動が…自宅への捜査へ!
昔、公園で知り合った読書家らしき老人を思い出し、住所のメモを頼りにフェーバー教授の家を訪ねます。
フェーバー教授からイヤホン型の無線通信機を渡されたモンターグは、ベイティー隊長との会話を盗聴する計画に賛同します。
自宅に戻ると、客を呼んでパーティーをしていたミルドレッドたちに苛立ちを隠せないモンターグは、彼らの面前で本を朗読します。
その反社会的な行為に泣き出す客たちをモンターグは罵倒し、家から追い出します。
仕事に復帰したモンターグが、出動のベルでベイティー隊長らと向かった先は…なんと自宅でした。
⑤自宅を焼き尽くし、ベイティー隊長を殺害
昇火士たちが取り囲む自宅から飛び出してきたミルドレッドは、タクシーに乗って行方をくらましてしまいます。
隠し持っていた本や夫婦の思い出の品を、モンターグが自ら火炎放射器で焼き払います。
そして無線通信機で盗聴していたことがバレて、身柄を取り押さえようとするベイティー隊長にも火炎放射を浴びせて殺害。二人の昇火士も殴り倒して、足を負傷したまま本を抱えて自宅から脱出します。
⑥逃亡の果てに流れ着いたのは…クラリスがいた世界
通信不能になったフェーバー教授の家に立ち寄って逃走資金を渡し、川に飛び込んでからくも追跡から逃れたモンターグは、線路沿いに隠れて生活をする集落にたどり着きます。
そこにクラリスがいた痕跡を感じるモンターグは、仲間として彼らの歓迎を受けます。
そして指名手配犯モンターグが見たものは、自分の影武者が公開処刑されている報道映像だったのです…!
コラム:
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